イオンモール松本は、最終的に、
3つの建物群を核として建設される方向で
おさまり、2016年の秋頃より、
実際の施設建設が着工されました。
3つの建物群、
晴庭
風庭
空庭
については、各々別の記事でご紹介しています。
しかしながら、
もともとイオン側から出された
当初の計画案では、
より大きな規模が施設が想定されていた
ということをご存知ですか?
イオンモール松本の店舗面積案はもっと広かった?
2014年6月に、イオンモール側が
松本市に提案した案。
これによると、
4階建ての店舗兼駐車場を本棟とし、
駐車場は、約2,480台収容、
延べ床面積は123,500m2の建物、
店舗面積も約41,000m2、
といった、
スペック内容が想定されていたようです。
アリオパルコ等主要店舗面積との比較
数字だけみると、
いまいち実感がわかないですよね?
ぜひ着目いただきたいのは、
店舗面積。
実は、
松本駅周辺の中心市街地にある
大規模店舗上位4位
「アリオ松本」、
「井上百貨店」、
「パルコ松本店」、
「MIDORI松本店」
を全て合わせた店舗面積は、
約43,000m2。
なので、
イオンモール松本の
当初計画規模は、
たった1店舗で、
上記4店舗をしのぐ売場面積を
確保する勢いの想定となっていたのです。
イオンモール松本の店舗面積が縮小
これが現実のものになると、
当然人の流れも変わります。
よって、
「松本商工会議所」が要望書を
松本市長に提出、
「詳細な開発計画の早期提示と規模縮小」が
要望の中に盛り込まれる形になりました。
最終的に、イオンモール松本は
当初計画に比べると、
やや規模を縮小する形となり、
建築が始まりました。
イオンモール松本周辺渋滞への懸念
ちなみに、
懸念されるのは、
市内近隣で発生すると予想される渋滞。
松本市の2014年12月時点の試算によると、
イオンモール松本に
来店する人々の自動車が
1日3,507台から約2.8倍の約9,719台に増える
との予測値もあります。
地元のお店からは、根強い反対もある一方で、
市内近隣にお住まいの方々からは
期待も高まっているイオンモール松本。
見る立場によって、意見は分かれますが、
お買い物をしたり、お出かけしたり、
店舗を利用する側にとっては、
充実した商業施設は、
お出かけ先の選択肢が増えるという意味で
おおむね歓迎なのではないでしょうか?